黒澤清先生(第5代会長)が遺された直筆色紙
「與少楽楽 與衆楽楽 孰楽 不如與衆 黒澤清」
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「経営管理黒澤賞」論文募集
一般社団法人日本経営管理協会(会長:藤江俊彦 千葉商科大学名誉教授)主催による「経営管理黒澤賞論文」(略称:黒澤賞論文)を募集しています。
- 主催:
- 一般社団法人 日本経営管理協会(JIMA)
- 共催:
- 一般社団法人 日本経営管理学会(JBMA)
- 後援:
- 公益社団法人 全日本能率連盟
2025年度(第36回)経営管理黒澤賞論文
わが国経済は、事業所数においても雇用者数においても中小企業の位置と果たす役割が大きいことはよく知られています。その意味で、日本経済は国民経済においても地域経済においても、まさに中小企業経済としての特徴をもっているということができます。
そこで、今回の経営管理黒澤賞の懸賞論文を募集するに当たって、このようなわが国中小企業を取り巻く経営環境の変化とそれに対応する経営革新について論点を当て、広く有用な制度的・実践的論文を募集することと致しました。
「中小企業の経営革新」をメインテーマに、各人によるサブタイトルでの独自の切り口をもって主題に応えて頂ければと思います。多くの皆様からの価値ある論文のご応募を期待しております。
なお、「経営管理黒澤賞論文」の募集事業は、我が国企業会計制度の発展に多大な貢献を果たされたJIMA第5代会長の黒澤清博士の功績を称えて創設されたもので、協会会員及びその関係者並びに将来経営コンサルタントを目指す若手研究者を対象とする懸賞論文募集です。本論文募集の趣旨をご理解の上、多くの皆様からの価値ある論文のご応募を期待しております。
戦後日本の会計学に多大な貢献をされた著名な学者であり、企業会計原則の生みの親として知られています。東京大学卒業後、中央大学、横浜国立大学(学長)、東北大学、獨協大学(学長)を務められました。また、戦後の経済復興のために設けられた「経済安定本部」の中心メンバーや企業会計審議会の会長、さらに多くの研究会や協会の会長として我が国の発展に長年に亘りご活躍されました。
募集要項
- 論文テーマ:
- 「中小企業の経営革新」
- 応募期間:
- 2025年3月31日(月)(当日消印有効) *提出は原則メール送信
- 発表:
- 2025年6月21日(土)予定 *受賞者には事前に通知
- 表彰式:
- 第66回経営管理全国大会
- 会場:
- アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区)
応募規程
応募論文は未発表でオリジナルなもの。受賞論文の著作権は主催者に帰属する。論文は他の知的財産権に配慮すること。応募論文は返却しない。
応募方法
論文は、パソコン編集で、A4判(本文:フォント 明朝体、10.5P、40字×30行)用紙10枚以内で横書きとする。論文要旨を別途A4判1枚にまとめる。 参考文献・リスト・付図表等は別途2枚以内とする。言語は日本語で論文形式とし、一人1編とする。 表紙には、論文タイトル、氏名(ふりがな)、住所、年齢、所属名、電話番号、FAX番号、E-mailアドレスを記載のこと。
審査委員
審査委員長:・藤江俊彦(千葉商科大学名誉教授・日本経営管理協会会長)
審査委員:
・照屋行雄(神奈川大学名誉教授・日本経営管理学会理事)
・井上善博(神戸学院大学経済学部・日本経営管理学会理事)
受賞
- 黒澤賞:
- 1編 5万円
- 協会賞:
- 2編 3万円
- 佳作:
- 若干編1万円
- 奨励作:
- 若干編 記念品
論文送付先・問合せ先
一般社団法人日本経営管理協会 事務局/黒澤賞論文募集係〒102-0073 東京都千代田区九段北4-1-5 市ヶ谷法曹ビル607号
TEL:03-3261-1145/FAX:03-3261-3315
E-mail:honbu09@jima.org URL:https://www.jima.org
これまでの黒澤賞受賞者
受賞年 | 受賞 | 受賞者 | 論文区分・テーマ |
---|---|---|---|
2024 | 佳作 | 林 徹 | 自己投資による「自然増価」:人間資産会計の思想的考察 |
澤田 公徳 | 企業価値向上に向けた人的資本経営と情報開示の在り方~中小企業にも求められる人的資本経営の実践とその開示~ | ||
高柿 健 | トップスポーツリーダーによる人的資本の価値創造 | ||
奨励作 | 辻本 臣哉 | 日本企業PBR1倍割れ問題とコーポレートガバナンス | |
鈴木 弘隆 | 人的資本の評価と開示-営利目的上場企業における包括利益の役割について | ||
橋口 晶子 | 成果創出前段階での人的資本評価と創造性育成施策に資する新規評価指標 | ||
鳴海 航汰 | 人的資本の評価と開示の重要性-持続的な組織成長への鍵- | ||
2023 | 奨励作 | 滝沢 雄賢 | 「人的資本経営によるイノベーションを起こしやすい企業への転換について」 |
奨励作 | 岩田 知子 | 「日系小売企業の海外子会社における人的資本管理と知識吸収能力に関する考察」 | |
2021 | 協会賞 | 元吉 悠太 | 「地方公営企業の経営の未来」 |
佳作 | 澤田 公徳 | 「ポスト・コロナ経済下の日本企業におけるジョブ型雇用の在り方」 | |
2020 | 佳作 | 山口 麻耶 | 「増え続ける世界遺産のブランド力」 |
吉原 雅臣 | 「QRコード決済の普及に向けて」 | ||
元吉 悠太 | 「従業員の高齢化と情報システム~『高齢従業員活用のための方策』に対する情報システムの貢献~」 | 奨励作 | |
前田 節 細田 義昌 | 「AIに対応する新たな「知の創造」と「人的資本」への投資」 | ||
長谷川 裕詞 | 「日本のサービス現場の疲弊実態と、カスタマーハラスメント現実的解決策についての考察~サービス業が繁栄し働く側も幸せになるために、私たちが出来ること~」 | ||
吉岡 亜美 | 「動画共有革命」 | ||
2019 | 佳作 | 古畑 和輝 | 実務論文 MSモデル・Explosive ARモデルを利用した仮想通貨の価格分析 |
今城 鮎里 | 実務 論文 満足した高関与消費者でもブランド・スイッチするのか?―制御焦点理論からのアプローチ― | ||
奨励作 | 山本 久美 | 実務論文 中小・小規模企業における働き方改革と労働生産性の関係性-従業員の現場意識と労働生産性の関係性について- | |
長谷川 裕詞 | 実務論文 北海道日本ハムファイターズのマネジメント北海道移転、そしてボールパーク挑戦の是非について | ||
2018 | 奨励作 | 長崎 和佳 | 学術論文 ソーシャルビジネス」を通じた地方創生 ―「戦略的CSR」から「PPIP」へ― |
澤田 公德 | 実務論文 買物難民解消に向けた地域主導による店舗づくり―採算性確保のためのポイントとは― | ||
2017 | 佳作 | 辻本 臣哉 | 実務論文 「日本企業のコーポレートガバナンス再考」 |
伊藤 将人 | 実務論文 「『日本型中堅企業』の人事課題と『特別兼務』制度の導入について」 | ||
奨励作 | 岡部 晋一 | 学術論文 「現代日本企業における過剰企業内部留保金の問題と対策 -企業活性化の経営学ー」 | |
鷲尾 裕二 | 実務論文 「小規模企業における外部専門家支援の可能性」 | ||
西本 基幸 | 実務論文 「契約価格における適正利益の測定について」序説ー現代会計論ノートー」 | ||
2016 | 奨励作 | 平田 沙織 | 学術論文 「統合報告書における情報の結合性 -オクトパスモデルから観る情報の結合性の表示-」 |
2015 | 佳作 | 井村 章夫 | 実務論文 「地場産業の発展への方向性~燕三条地区を例として」 |
奨励作 | 山本 久美 | 実務論文 「小規模企業における経営改善計画策定と金融機関の役割-再生支援協議会及び認定支援機関の現場からの一考察-」 | |
2014 | 佳作 | 川津 丈明 | 学術論文 『リレーションシップバンキングの現状と可能性 ―経済成長戦略を支えるスキームの構築を目指して―』 |
奨励作 | 平田 沙織 | 学術論文 『社会福祉法人における監査制度 — 監事監査および指導監査を中心に— 』 | |
2013 | 協会賞 | 高柿 健 | 実務論文 『危機的時代における戦略的チームビルディングの発達ダイナミズム-高校野球のエスノグラフィーによる考察-』 |
佳作 | 半澤 繁 | 学術論文 『企業戦略としてのM&Aと会計情報の有用性 ―組織再編の財務諸表開示に関する一考察―』 | |
奨励作 | 川津 丈明 | 学術論文 『中小製造企業の技術対象転用・転換の考察 ―中小企業の技術における潜在的能力を引き出すためには―』 | |
川野辺 雄 | 実務論文 『―新しい利益概念の模索と企業の存在意義を問う ― 地球貸借対照表のススメ』 | ||
2012 | 協会賞 | 土屋 清人 | 学術論文 「建物の架空資産と工事内訳書との関連性」 |
佳作 | 志川 久 | 実務論文 「国を挙げての継続計画(NCP)への対応」 | |
奨励作 | 山下 健二 | 学術論文 「期間利益の平準化に関する一考察」 | |
半澤 繁 | 学術論文 「会計情報の意思決定有用性」 | ||
久保田 隆 | 実務論文 「海外ビジネスにおける災害危機マネジメント」 |